公認会計士に求められる能力

公認会計士に求められる能力

公認会計士の資格試験に合格し資格を取得すればすぐにスペシャリストとしてバリバリ働いていける訳ではないですし、一流と認定される為にはそれ相応の能力が必要とされます。まず初めに求められる能力として挙げられるのが、情報処理能力でより高いレベルのものを必要とされます。実務には当然の事として、この様な情報処理能力は公認会計士の資格試験にも欠かせない重要なものになってきます。試験そのものが医師や弁護士の国家試験に並んで非常に難しいので、こうした能力をきちんと有していないと試験に合格する事自体が困難になると言えるでしょう。

 

そして次に必要となる能力としては、その方自身の倫理観や守秘義務をきちんと守れるかどうかになります。また倫理観や守秘義務と言うのは、何も公認会計士だけに必要とされる能力ではなく一般的な職種全てに必要とされるいわば社会人の常識と言えるでしょう。どの様な事かと言うと、公共の場においての会話に気を付ける事が出来る、パソコンの管理をおろそかにせずにしっかりと行えるといった事になります。この様なごく当たり前の事を実践する事が出来ない様では、例え他の能力が秀でたものだとしても公認会計士として働いていく事は難しいと言えるでしょう。

 

それから専門的技能も必要な能力になります。高度な判断力を必要とする判例を扱うケースも多々あるでしょうし、交渉力なども必要不可欠な能力と言っても良いでしょう。それに伴う形で専門的知識を有している事も重要になります。必要とされる専門的知識は非常に多岐に渡っていて、ITや英語力は当然の事、租税法やIFRS(国際会計基準)などの知識も強く求められています。

 

それ以外にも、数字に強い事は当然のことで、情に左右されずに合理的に的確な判断を下せるのか、人とのコミュニケーション能力や営業力などといった具合に、実に色々な能力が欠かせずに求められています。この様な能力を身に付けてこそ、一流の公認会計士として初めて認められると言っても過言ではないでしょう。


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