公認会計士資格の取得方法

公認会計士資格の取得方法

国家試験に合格しなければ公認会計士の資格を取得する事は出来ません。公認会計士の資格試験の概要を見てみると、短答式試験と論文式試験の2段階で行われる仕組になっています。2006年度に実施要項が変更される以前においては、一次試験から三次試験という構成で実施されていました。いささか楽になったとは言え依然として難しい試験である所に変わりはなく、合格率は10%を切っていて司法試験と並んで狭き門なので、事前にきちんと対策を練って勉強を積み重ねていく事が大切と言えるでしょう。

 

短答式試験というのは12月と5月の年間2回実施されていて、4科目(財務会計論・管理会計論・監査論・企業法)の試験が一日で行われています。4科目の実施順としては、企業法(60分)からスタートし、管理会計論・監査論(120分)を終えて、財務関係論(120分)を受けて終了します。また公認会計士の資格試験には免除制度も存在していて、短答式試験に合格した場合にはその発表日から2年間は試験が免除される仕組みになっています。

 

それから論文式試験は8月に3日間通して実施されます。必須の4科目と選択の1科目とで行われる書面審査になりますが、論文式試験にも免除制度は適応されていて、合格ラインを見事クリアした科目に関してはそれ以降2年間再試験が免除される様になっているので、翌年には合格基準に達しなかった科目のみを受験すれば良いと決められています。

 

論文式試験に合格した後には実務補習として定められた単位を修得し、それに加えて業務補助として経験を2年以上重ねた後に、修了試験に見事合格出来れば晴れて公認会計士の資格取得者として登録する事が可能になります。道のりとしてはとても長く大変なものになりますが、それだけにやり遂げる意味もある大変貴重な資格と言っても良いのではないでしょうか。


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