公認会計士の取得期間の目安

公認会計士の取得期間の目安

公認会計士の資格を取得して働く為には、大別すると4つの段階を踏まなければなりません。まずは、短答式試験という4科目のマークシート方式で行われる試験に合格しなければ始まりません。この短答式試験を見事パスした後に、論文式試験を受ける必要があります。短答式試験に合格した後すぐではなくて、論文式試験までには数カ月間の期間があくので、ある程度じっくりと論文式試験の対策を練る事ができると言えるでしょう。

 

それから、論文式試験を突破すればそれで資格取得になるのではなくて、試験に合格した後に実務経験を2年間重ねていく必要があります。その上で、補修所にも通う必要があります。補修所では大体一年間の教育期間を積んだ後に修了試験を受験します。そこまで終えてやっと公認会計士としての資格が確立され、登録する事が許可される運びになります。それがなされるまでは、会計事務所などに勤務していたとしても立場的には公認会計士補という具合になります。しかしながら、その様な期間であったとしても会社員の給料は支給されるので、資格取得まで時間が必要となりますが無収入で資格取得に臨む必要はない様です。

 

それと公認会計士の資格取得に時間を掛けずに最短で取得したいと考えている場合には、短答式試験でつまずいてしまう事は避けなくてはなりません。短答式試験に見事合格出来れば最大2年まで試験を受験する必要がなくなり免除されるシステムになっていますが、短答式試験も毎月チャレンジできる様な機会が設けられている訳ではありません。年に2回しか試験を受けるチャンスがないので、なんとしても一発での合格を果たしたい所です。

 

ただし、その期間に実務経験を積んでいく事は出来ます。それなので、公認会計士を目指しているのであれば、やはり早い段階から実務経験を積む事の出来る所でなるべく経験を積める様にして、2年間必要となる実務経験を早い段階で終わらせておくと効率が良いでしょう。全ての試験を一発で合格しスムーズに事が進んだ場合でも、試験勉強期間を合わせると資格を取得するまでに短いケースでも3年から4年掛かると見ていいでしょう。


資格の大原公認会計士講座


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